志望校を絞り込む前に考慮したい視点とは

 

2学期に入ると、学校説明会に足を運ぶなどして、志望校の候補を絞り込むことになります。学校選びに必要な選択肢の広げ方と、志望校を絞り込む前に保護者のかたに持っておいていただきたい視点についてお話しします。

男子校・女子校を選択肢から外す前に

近年の志望校選びの傾向として、「共学志向」があります。公立高校は、現在は大部分が共学となっています。私立高校も、男子校・女子校だと志望者が集まらないため、共学化するところが増えています。しかし、だからといって男子校・女子校をまったく選択肢から外すのはもったいないのではないでしょうか。

男子校・女子校には長い伝統を持ち、独自の校風や文化がある学校が少なくありません。また、男子・女子それぞれの伸ばし方についてもノウハウが蓄積されているケースが多いのです。そうした教育の質の高さのわりに、受験倍率が低めで、入りやすい場合があります。
また、異性の視線を気にせず、のびのびと学校生活を送るほうが成長できるタイプのお子さまもいます。お子さまがそうしたタイプかもしれないと思ったら、男子校・女子校も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

併設中学のある高校は敬遠する?

多くの受験生には、中高一貫校など、併設中学のある高校は敬遠する傾向があるようです。その理由として、「中学の段階で、高校の学習内容を先取りしているのではないか」「中学生の間に人間関係がしっかりできあがっていて、入っていくのが大変ではないか」といった心配が挙げられます。

学習内容に関しては、中高一貫校は公立中学より授業時間数が多いため、英語・数学を先取りしているケースが多いのは事実です。しかし、その場合は高校から入学した生徒向けにきちんと別カリキュラムが組まれているため、ついていけなくなる心配はありません。
人間関係に関しては、むろん学校によると思いますが、中学から上がってきた内部進学生と高校入学生との比率によって、かなり雰囲気が違ってくるでしょう。高校入学生は少数なのか、クラスは別なのか、といったことも調べておく必要があります。

中高一貫校には、自主的に学ばせる指導や進学指導がしっかりしているところが多く、高校からの入学生が、内部進学生から刺激を受けられるというメリットもあります。これらを頭に置いて検討することをおすすめします。

 

選択肢の幅を広げてから、実際に足を運んで絞り込む

このように、選択肢の幅を広げてみることで、我が子にぴったりの志望校候補を見つけることができるかもしれません。

候補が絞られてきたら、学校説明会などを利用し、必ず一度は、お子さまと一緒に学校に足を運んでください。先生と生徒のやりとりの様子、先生がたの雰囲気はアカデミックなのか、フランクなのか……といったことから、その学校の校風や文化を感じとることができます。廊下にテストの順位などがずらりと貼り出されていれば、生徒同士が競い合い、切磋琢磨(せっさたくま)することを期待する教育方針だとわかりますし、部活の勧誘のポスターやイベントの告知、作品などがたくさん貼ってあれば、生徒の自主的な活動が盛んだとわかるでしょう。
学校説明会、個別相談会、文化祭など、学校を訪れる機会は何度かありますので、こうしたことをよく見てください。いちばん大切なのは、その学校が我が子をのびのびと成長させてくれそうかどうか、ということです。

先入観にとらわれずに、お子さまと話し合いながら志望校の検討を行ってください。

 

 

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