中学入学を不安に感じる子ども…保護者としてどんな声をかけるべき?

 

中学校への入学は、子どもにとっても親にとっても不安です。「今までと違うまったく新しい場所」と、未知の世界である一方で、「今までよりも決まりごとが多く、子どもにとって厳しい場所」という印象が強いからではないでしょうか。
この記事では、中学入学を不安に感じる子どもに対し、親からはどのように声をかければよいのかを考えてみたいと思います。まず、ゆっくりと「何が不安か」について親子で話せる時間を持つことから始めてください。「心に秘めていることを言葉にする」だけでも、不安はぐっとやわらぎます。

 

 

生活態度やルールについては「特別なことはない」

 中学校に入ると、子どもたちもより自律的な態度が求められ、さまざまな作業ひとつとっても「自分で」ということが増えます。しかし、これは少なからず今までも声がけされていたこと。どんなふうに過ごすべきかを不安に感じている場合には、「守るべきことは今までと何も変わらない」ということを説明し理解させましょう。
 
「今までも、自分でやりなさい、時間を守りなさいって言われながらやってきたよね。それがちゃんとできるようになれば、どこに行っても大丈夫だよ」
 
「みんなもいきなり今までやってきたことを変えられるわけじゃないから、少しずつできることを増やしていけばいいよ」
 
このように、もう、どう行動すればいいのかは実はすでにわかっていることであり、基本は変わらないのだということを伝えてください。また、急ぐ必要もないことも教えましょう。

 

 

うわさ先行になりがち、うわさは信じなくていい

 中学校と小学校とで大きく違う点は主に2つ。部活動が盛んであることと、高校受験があることです。この二つの大きな違いのために、子どもたちの間でもさまざまなうわさが飛び交っているかもしれません。「情報」はとても大切なものですが、中には根も葉もないうわさやあまりにも話が大きくなってしまっている場合もあります。直接中学校から確認が取れる話や、当事者から聞いた話であっても事実関係がはっきりしない話については、信じる必要がないことを伝えてあげましょう。大切なのは子ども自身が入学した後の事実です。
 
「入学してから確認しても、十分間に合うよ」
「最初はみんなわからないことだらけだから、先生に確認しておこう」
 
と、自分自身で情報を確認することの大切さを教えてあげてください。

 

 

学習については「身をもって知る」のが一番

 さて、親として「がんばってほしい」と思うのは学習です。中学になれば内容も難しくなり、今までよりも自宅での学習の習慣が重要になるからです。しかし、これを事前に言われても理解できる子どもはごく少ないもの。親からうるさく言ったところで、それは逆効果です。学習に関しては、実際に授業を受けて「今までと違うようだ」ということを、身をもって知るまで、待つことも必要です。4月の授業を受けていく中で、予習や復習の重要さを徐々に伝え、子ども自身に気づかせていきましょう。
 
もし入学前から自分の学力に不安を持っているようであれば、小学校の勉強が基本になっていること、基本をおさえれば十分であることを伝え、復習の手伝いをしてあげられるとよいですね。

 

 

家族の体験談で勇気づけられる

 自分の時はこうだった、と、親の意見を押し付けずに体験談を話すのもおすすめです。もし先に中学校を経験しているお兄さんやお姉さんがいたら、その時のことも思い出して話してみましょう。子どもにとって親やお兄さんやお姉さんは最も身近な「中学校の経験者」。今と違うことはあっても、成功・失敗を含めた経験談を話してあげることで、中学校での生活を具体的に思い浮かべることができます。それだけでも、ずっと不安は軽いものになるでしょう。

 

 

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