受験生にとって友達との距離の取り方はとても難しいです。受験だからといって、急に疎遠になるのは避けたいですよね。今回は受験生が知っておきたい友人との関わり方をご紹介! 友達と一緒に受験を乗り切って、笑顔で春を迎えましょう♪
今まで仲がとても良かった友達なのに、「受験だからといって一切話をしなくなる」「予習や復習に集中したいから休み時間や塾や学校の帰り道も一人でいる」など距離を置いてしまうのはあまり良いことではありません。自分の世界にこもるのは精神的にあまり良いことではなく、よいパフォーマンスを生むことはできないのです。
友達から受験勉強に関する情報を入手できることもありますし、模試結果が悪かった時に友達も悪ければ「皆、同じだ」とほっと安心することもできます。また時には友達の頑張りを目の当たりにし刺激を受け「もっと頑張らねば」と思うこともあります。受験を乗り越えるのは「受験生本人」ではありますが、友達の力も時として大切なのです。
推薦入試で先に合格してしまった友人や受験勉強に本腰を入れていない友人に「遊びに行こう」と誘われることがあるかもしれません。今までとても仲が良く断ったことはないだけに「断りにくい」と思う人も多いでしょう。しかし、そこはきっぱり断ってください。愛想よく応じて一緒に遊んでも良いことはありません。「勉強しなければいけないのに」と思いながら遊んでも楽しめませんし、遊んだ後に罪悪感に襲われることになります。
断ってしまうと友人関係が壊れるようならそれはそこまでの関係だったと切り替える勇気を持ってくださいね。
第一志望校が同じであったり、目標校が近い友人とは、学校の休み時間や塾の帰り道などに、問題を出し合うとよいでしょう。特に日本史や世界史などの暗記科目がおすすめ。暗記ものは机上で自分一人で暗記をしていても、なかなか全てを覚えられるものではありません。友達と問題を出し合うことで、確認し合いながら、しっかり暗記できます。忘れていたところは友達に翌日再び出題してもらいましょう。
また、覚えたこと、学んだことを友人に説明してみるのもおすすめ。人に説明するためには、自分がきちんと理解していなければなりません。分かっていたつもりになっていた場合は、上手に説明できません。説明が終わった後に、友人の質問に答えられればパーフェクト。人に説明することでしっかり記憶が定着していきます。
友達はライバルでもあり、同時に、一緒に受験に立ち向かう「戦友」です。皆、第一志望に向かって毎日勉強し戦っているのです。ライバルと思うと負担になりますが、仲間と思えば、心に余裕が生まれてきますよね。疑問点があれば相談してみる、どうしても暗記できないことがあれば暗記方法を聞いてみる、受験勉強の仕方や一日の過ごし方を聞いてみて良いなと思うことは取り入れてみてくださいね